悔しくて・・・やるせなくて
2010年 12月 03日
骨盤から支柱を作り、腰椎4番と5番をボルトで止めた。
間の椎間板はすでにつぶれて駄目になっていたので、かき出してチタンになった。
その後も冬になると腰が痛んだ。
担当医は、「長く圧迫されて傷ついている神経が修復するには時間がかかるから」と、その度に痛み止めをくれた。
2006年の3月から痛み止めを飲み続け、とうとう立っていることもできなくなり手術に至った。
長く飲み続けた痛み止めはすでに耐性ができて効かなくなっており、ただ胃を痛めるだけだった。
痛んでいた神経も修復してきたのか、今年の始めには、痛みに悩まされることもなく、普通に生活できていた。
夫の退院後、無理がたたったのか、それまでとはまた違う激痛に襲われ出した。
しゃがむと、あまりの痛さに立ち上がれなかった。
手術した病院、担当医に診察してもらったが、答えは「異常なし」。
担当医は、腰の、自分の手術箇所のみを見て「完璧だ」と悦に浸ってた。
いっこうに良くならない私に、
担当医は「痛みは鬱からきてる」と言った。
夫の癌騒ぎで色々あったから、痛み方から不信には思いつつも、「鬱か」と私はあきらめた。
以後は心療内科に相談した。
心療内科の医師は、「鬱から痛みが出ることはあるけれど」と首をかしげながら、
それでも、懸命に神経痛に有効な漢方薬をあれこれ試してくれた。
鬱だから・・・どれほど悲しい気持ちで痛みに耐えて来た事か。
もう、整形外科に期待する気持ちはすっかり失せていた。
「どうせ痛み止めでごまかすだけだから」
「それでごまかせなければ、鬱で解決させようとするだけだから」
今日、あまりの激痛に、近所に新しくできた整形外科に行った。
期待はしてなかったけれど、今のままでも痛みは少しずつ増していて、進展はなかったから。
腰椎2番と3番の間にヘルニアがあった。
MRIの予約をとった。
MRIの結果をみてみないとはっきりとしたことは言えないけれど、多分、そのヘルニアが脊髄神経を圧迫して、右脚に症状を出しているらしい。
何故・・・何故、春に担当医に診てもらった時にわからなかった?
担当医は、自分が手を加えた箇所しか診ようともしなかった。
自分の作品に問題ないからと、私の痛みを「鬱」にした。
どんな想いで「痛み」に耐えてきたか・・・やるせない。