暇つぶし短編集

『暇つぶし短編集』塚原晃著
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その名の通り、

気楽に、

コミック感覚で読める短編を集めてる。


某大手中古本屋で、縁あって出会い、

ここ数日、私の入浴中の友であった。

かの有名な『桃太郎』・・・桃から生まれた桃太郎が、犬、サル、キジを連れて鬼退治に行くというお話。
誰もが「きびだんご」ってそんなにおいしい物なのか?「食べてみたい!」と幼い頃思ったであろう。

その後の桃太郎、猿、犬、キジを描いた作品が笑えた。

あの鬼退治から20年たち、あの時ゲットした宝も使い果たし、

第二次鬼退治派遣隊にあたり、

前回のお供だった犬は、再就職に行った花咲か爺さんのところで、

隣のいじわるお爺さんに殺され、あえない最期となり、

キジは、諺どおりに鳴いたばかりに撃たれてキジ鍋にされ、

猿はと言えば、渋柿傷害事件(さるかに合戦)の結果重症を負い、その後遺症で障害者となってしまったそうで・・・。

といったあんばいのお話が面白おかしく構成されてます。

入浴中の友または供としてはのぼせた頭でも大丈夫、十分楽しめます、といったところ。

その点に関しては、

『KAGEROU』斉藤智裕著も同じかな。

誹謗中傷的意見もあるそうだけれど、

私はなかなか面白く読めた。

重たいテーマになりがちな「命」を、

これだけ面白おかしく描ければ、それはそれで斬新な訳で、

彼の次回作を私は結構楽しみにしている。

まぁ、否定的意見がネット上で飛び交うのも、

それだけ売れている、という証明だろうが、

問題は、

おばさんが本屋のカウンターに持って行くには、

ちと勇気がいる(⌒o⌒;A



明日、また某大手中古本屋に行き、

我が家の本棚に並ぶべく仲間を探す予定。

あまり冷え込まねばいいな。
by sizhimi | 2011-01-26 22:51 | | Trackback

整形外科疾患多数。軟骨が何故か消える。無くなったり 、骨化したり(後縦靱帯骨化症)。手術歴15回。気分変調症(持続性抑うつ障害)を抱えてます。


by たまごふりかけ