住宅購入問題
2011年 08月 04日
群馬の、夫の実家の庭に、夫の両親に言われるまま家を建てたのは18年前。
転勤族である夫は、結局、私と3人の子供達を自分の実家において飛び回って仕事をしていた。
そんな夫に感謝もするが、
夫の実家に置いていかれ、子供3人と口うるさい夫の両親や叔母さま方の相手をせねばならない嫁の私の苦労も察して欲しかった。
夫の会社の本社のある、この都心に近い地方都市に来て、
とりあえずのペット可賃貸マンションは家賃が高額で、
いい物件があれば購入したいけれど、
長男の学費や仕送り、自立できない次男の生活費、私立高校に通学する娘の学費などで、
なかなか私どもが購入できるような物件は現れない。
何より、まだ、夫の実家の庭に建てた一戸建て住宅のローンの返済が残っていた。
それが、やっと今年いっぱいで終わる。
長男も今年無事社会人となった。
「そろそろ」と思うのだけれど、
どうも、その話になると、しまいに夫と喧嘩になる。
慎重をきして、色々な手頃な物件を実際に見て回り、安全かどうか調査したい私
VS
慎重をきして、本当にこれ!という物件がネットに出るまで動きたくない夫
予算からして中古物件しか購入できないことから、自分たちが亡くなった後、家を壊してしまえば土地はそれなりの価値で売却できることから、相続人である子供達への負担を考えて一戸建てを希望する私
VS
予算からして中古物件しか購入できないけれど、それなりに綺麗で、生活の便がいい場所にある中古マンションを希望する夫(老後に立て替え問題でトラブルことなど今は考えない。自分が亡くなった後のことは考えてもしょうがないから考えない)
多分に、女と男の考え方の違いや、母親と父親の子供に対する考え方の違いがその背景にはあるのだろう。
それでなくとも、家庭内別居状態の夫婦である。
ますます一緒に老後を暮らす自信がなくなる。
子供達はもう大きい。
経済的問題さえ解決すれば、いっそう別れた方がいいのだろうから、
解決できない責任は、経済的弱者である私の問題だ。
「なんとかしなきゃあなあ〜」とゴロゴロしているしじみ(猫)をただ眺めるのみ也。