犬の散歩
2013年 10月 17日
ついこないだまではこんな真昼には暑くて散歩も犬には可哀想だったのだけれど、
これからは徐々に暖かい時間へと変更していかねば可哀想になる。
不思議なもので、チャンプは若い時はあまり散歩を好まなかった。
すぐ歩くのを嫌がって座り込み、
腰が悪くて抱っこして歩くのが困難な私がひっぱると、
チャンプをひきずる形になっちゃって、
「可哀想に」という声がたまに何処からか聞こえることがあった。
確かに犬をひきずって歩かせるのは、犬球を傷つけるのでよろしくない。
そんなチャンプもシニアになってからは逆によく歩くようになった。
どういう心境の変化かはわからねど、そういうとこはちょっと人間に似ている気がする。
人間界でも、昨今はシニアになってから登山を始める人が増えているそうな。
かくいう私は、シニアになってから楽器なぞをやりだした。
もし腰の疾患がなければ、カメラを首からぶらさげての登山組だったかもしれない。
いつもと同じ今日の散歩道。
今日は涼しい。
台風は秋を連れて来た。
そんな空を見上げながら、転がるようによく笑った頃を思い出した。
幸せだった。
別に今が不幸という訳じゃないけれど、なんだろう?
あの頃のようには笑わなくなった。
そういや今夜も夕飯は一人だ。
家族はそれぞれに外食だそうだ。
大根でも煮よう。