まだまだ親修行中
2014年 07月 05日
wip(ウイップ)というバンドのご紹介。
単に身内というだけのことです。
結成して4年になるんだっけな?
早いものです。
もう25歳になった次男、高校1年の時からバンド活動(ギター)を始め、今は普段は一応IT企業のプログラマー(ちゃんと正社員)として社会人やっております。
本人としてはそうなる前に音楽で成功したかったみたいですが、
そうそう世の中甘くはなく、
「25歳までだよ」と昔私が言った条件をちゃんと理解できてるようで、最後の1年、音楽活動も本腰入れて営業頑張っている様子です。
どう転がろうと、後悔はつきものです。
どうせ後悔するならば、納得できる後悔であるように「今」を生きてもらえれば・・・後は健康であってくれさえすれば母としては他に望むことなどありません。
昨日の午後は、長男が住む横浜に行ってました。
お昼過ぎ、珍しく長男から電話があり、
会社の人間関係で、ひどく腹がたったことがあり、あまりの理不尽さに腹がおさまらず、ゆうべ(木曜の夜)は眠れもせず、結局金曜日会社を休んだそうで、ストレス発散の為に一人カラオケしてるとのこと。
子供が親を思い出し、親の声を聞きたい、親に会いたい・・・な〜んて時は、ろくな事がなく、よっぽど辛くてどうしようもない時と相場は決まっております。
そんな時はひたすら愚痴を聞いてやるのみ。
電話の様子で、そうやって愚痴を言い続けていないと、気がつくと涙がこぼれてる・・・そんな心持ちだと判断したので、
「なんか美味しいものでも食べよう!」
と横浜まで1時間半、車をとばした訳であります。
長男、朝も食べてなかったそうで、横浜は私はよくは知らないので、長男の案内でオススメ店の「季節のラーメン」とやらを食しました。
なかなか変わったラーメンを食べさせていただきました。
腹が膨れたら頭にのぼった血も胃の方に行くもので、いくらかは愚痴も減ってきたところで、
今度はオススメの横浜の夜景を楽しみながら露天風呂に入れる温泉に行き、
ゆっくりした後、展望台で足湯につかりながら横浜の夜景に興じさせていただきました。
そんな時間を過ごしているうちに腹立たしさのピークも過ぎ、落ち着いてきたようだったので、
嫁も勤めから帰宅したところで、
長男夫婦の自宅まで車で送り、嫁に引き渡し、またまた1時間半夜の高速を飛ばして帰宅した次第です。
長男の方は、温かいご飯を夫婦2人で食べて、いつもの時間に戻ることでしょう。
そして親のことは忘れていいのです。
親はどうしたって先に逝きますから(そうでなくては困ります)、
息子夫婦の時間にへたに立ち入ってはいけませぬ。
いずれは、縁あれば、親になるであろう息子夫婦が、「成長した子供が親を思い出す時はすごく辛い時。普段は忘れているのが有り難い。」であること、つまりは「便りがないのは達者な証拠」ということを学び、
そして、そういう時、親として自分はどうすべきか?どこまで手出しすればいいのか?・・・体験しながら学んでくれればいいだけです。
すぐ飛んで行く私が、そしてさっさと立ち去る私が、正しいのかどうかは息子夫婦がそれぞれに判断し、将来に活かしてくれることでしょう。
私にはそんな親がいなかった。
でも、ここから始めればいい。
末っ子の娘の時まで、そうやって飛んでってやれる体力と気力を維持できたらいいな。
長男を身ごもって「親」になってから29年、未だに探り探り「親」をやっています。