アルトサックスとジャズ
2015年 01月 26日
そりゃ、歳も歳の上、畑違いだし、不器用だしで、遅々として上達はしないのだけれど、
最近、ジャズを吹いているととても楽しい。
ジャズ志向でアルトサックスを始めた訳ではなかった。
あれこれ吹き、ジャズを始めた頃は、不得手な気がしていた。
まず、妙に理屈っぽい音楽のような気がしていた。
しかしやってるうちに、その奥深さに魅了されていってる自分がいた。
最近のあれこれで気が滅入っていた今日、
輪をかけて、友からの連絡に、自分の嫌な面を嫌というほど知って自己嫌悪で(心が)痛くてしょうがなかった時、
レッスンに備えて吹いたアルトサックスに、そしてジャズに救われた。
集中し、夢中になって吹いていると、自分を取り巻く雑事なんてどこかへ飛んで行った。
もっとリズムにのって、
もっとスムーズに指が動くように、
もっと良い音が出せるように、
もっとダラダラと楽に、
もっと締めるとこはしめて・・・
その世界に入り込んでいると、本当に楽だった。
まだまだ出来てる訳じゃないけれど、
だからこそ、出来るようになりたい。
そして、そんな自分がいる間は、なんか自分は大丈夫な気がした。
なんか、ダメダメな自分を甘い目で見てあげれる気がした。
人生80年か90年かわからないし、もっともっと短いかもしれないし、長いかもしれないし、
どっちであろうと良い事もあれば、悪い事もある。
「良い事の方が多い」と思う人もいれば、
「悪い事ばかり」と思う人もいて、
それも人それぞれ感じ方の違いもあろうかと思うし、年齢もあろうかと思う。
歳とると(老人)ホルモンの関係で幸福感が増すらしい。
私は、このアルトサックスとジャズ、音楽、写真、読書でかなり救われてる。
私が基本的には毎日楽しいのは、これらのおかげ。
そして何にでも好奇心旺盛で手を出してみる遊び人の実父のDNAのおかげ。
嫌いだった実父の血が私を救ってくれていたことに気づく。
今日のレッスン後、
つくづく「ありがたい」と思った。
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