日本の治安良し神話の崩れと変質者
2015年 08月 12日
十分暑い今日です。
ゆうべは身体中にできた湿疹がかゆくて、夜中目覚め、その後なかなか寝付けなかった。
つい掻きむしり、かゆみ止めを塗り、また掻きむしるの繰り返し。
こんなになったのは記憶にある限りにおいて人生初。
そういうのってアトピーの人の話で、「大変だろうな」と思いつつ、どうも他人事だった。
アトピーはこんな程度ではないのだろうけれど、今はその苦労に頭が下がる。
なんの連絡もなく、ゆうべ遅く娘が帰宅した。
私はすでに寝ていたし、かゆみで目が覚めた時には、彼女は入浴中だったので、夜は会わなかった。
今朝会い、夜中駅から徒歩で帰宅途中に、不審者にいきなり手首をつかまれたという報告を受けた。
不審者は痩せ型の若い男性。
いったん娘を通り越して先に歩いて行ったそうで、手ぶらだったのでなんとなく気味が悪かったそうな。
それでも通り過ぎていったので安心して、スマホで彼氏とおしゃべりしながら歩いていた娘。
その男、隠れて娘を待っていたようで、突然背後から現れて手首をつかんだそう。
娘は驚きで唖然として声も出なかったという。
幸い、何故か、男は手首をつかんだだけで、すぐその手は外して逃げて脇道に逃げて行ったそうな。
「手首をつかまれた」程度の被害ではあるけれど、それを聞けば、今後が心配だし、
多分いったん通り越した時に「若い女性」か否かを確認したものと思われたので、
他の娘さんが同じような、またはそれ以上の被害に遭ってもいけないので、警察にはそういう変質者がここら辺にもいることを連絡はしといた方がいいだろう、となった。
別に大事にするつもりはなく、一応警察に変質者の存在を認識もらえるだけでよかったのだけれど、こちらの住所や名前を聞かれ、最寄り交番から制服警察官が事情を聞きに行くから自宅にいてくれ、と指示されてしまった。
当の娘は「だから警察に言うのって嫌なのよ。大事になるから。」と大学の研究室に逃げてしまった。
私だって自宅に制服警官なんかに来て欲しくはない。
ご近所に、ありもしない変なうわさでもたてられたらかなわない。
住所と名前を聞かれた時に勝手に電話切っちゃえばよかったな、とつくづく後悔。
だいたい、電話で応対した警察官も横柄で、上から目線で、こちらは被害者で、あくまでも善意なのに、逆にこちらが何か悪いことでもしたかのよう。
以前ちょっと問題があって警察に電話した時は、生活安全課の女性が対応してくれて、とても感じよかったし、話やすかった。
同じ女性ということもあって、女性が「恐怖」に感じることは共感してもらえるし、対応も柔らかく、「警察も良くなったな」とつくづく感心したものだった。
幸い訪問してきた最寄り交番勤務の警察官は男性でも同年代で、同じ年頃の娘さんを持つそうで、共感してくれるとこが多かったから威圧感を感じずに済んだ。
できれば私服の女性警察官に来てもらいたい旨を伝えたら、警察署に女性警察官は生活安全課に一人いるだけなので、特に強く希望せねばそちらにまわしてももらえないそうな。
そして、交番も一人勤務なので、こちらの希望のパトロール強化も今以上のことはできないのが実情なそうな。
要はどこも人手不足。
我が身は自分で守れ。
スタンガンや催涙スプレー、熊野目潰しなどの防犯グッズを娘に持たせることを勧められた。
まさか警察にスタンガンを勧められるとも思ってもみなかった。
どこか「警察が守ってくれる」と思っている部分があった・・・反省。ただの平和ボケだ。
思っていたより日本の治安も良くないらしい。
夜道を歩くには、突然現れる敵と戦う勇気と武器が必要。
そうだよな、一昔前なら、年寄りをだまして金を取るなんて鬼畜のすることでありえなかった。
年寄りは大事にせねばならなかった。
昔観た「鬼畜(きちく)」という映画では、子供を捨てていた。
我が子を捨てるなんて鬼畜のすることだ・・・が一昔前の常識だった。
今や我が子を平気で殺す、それも兎のゲージに閉じ込め、糞尿でゲージが汚れるのが嫌だから食べ物も与えず、殴ったりけったりして殺すという考えられない事件が起きるような時代になっている。
鬼畜の基準も変わったものだ。
嘆いていても解決しない。
そんな時代を生き抜くために、私も戦えるおばあちゃんにならねばならないのだろう。
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