時間の流れと犬飼いさんと猫飼いさん
2015年 08月 19日
しかし不安定だそうな。
秋に近づくに従ってそういう日が多くなる。
一雨ごとに秋が訪れる。
チャンプ(チワワ、オス、11歳)を散歩する夕方の空にはすっかり秋の雲が広がり、空気も秋を感じさせるものとなってきている。
暦の上では「秋」なのだからそれも当然かと思うのだけれど、
マンションの前で、どこからかジャスミンの香りが漂ってきて「ああ、もう夏なんだな」と思ったのはついこないだのようで、2ヶ月は前の出来事だったことを思い出し、
時の流れの早さに、ふっと何かが静かに胸に落ちて広がっていく感覚を覚える。
それは嬉しいものでもなく、悲しいものでもなく、「受け止めねばならぬ現実」を、しいていえば「寂しさ」に近い感情で受け入れるものかと思う。
同じ感覚で、半年ぶりくらいかそれ以上か?2晩続けて泊まっていった娘を今朝送り出した。
泊まるといっても、まぁ「寝に帰った」というだけで、一緒に食卓を囲んだ訳でもなく、会話を楽しんだ訳でもない。
バツが悪そうに娘の目はそらされていたし、玄関で「いってきます」の声にリビングから「いってらっしゃい」と返答しただけだ。
きっとしばらくは帰ってはこないのだろう、となんとなく娘が出て行った後の片付いた部屋を見て思う。
そういえば、毎日自宅から通学していた頃は、「いってきます」ではなく「行ってきマンボウ」だった。
リビングで一緒にNHKの朝ドラを毎朝見ていた頃や、娘の化粧は毎朝リビングのテレビの前でなされていたことなど、ついこないだのようで、それは今放映中の「まれ」の前だったと思い出す。
その頃は、そんな時がずっと続くような、続かないことを疑うこともなく日々過ごしていた。
来月茶々(フェレット、メス、享年7歳)の一周忌を迎えるけれど、いたずら好きな茶々に困りながら、やたら昨年の夏はそれまでと違って寝てばかりいた茶々だったのだけれど、茶々がいない時間が訪れるなんて考えもしなかった。
毎日一緒にウォーキングをしていた親友がなくなって今年の9月で丸10年たつ。
一緒にウォーキングした最後はその年の4月だった。
その頃だって、このままずっと、老婆になるまで一緒にウォーキングすると思い込んでいたし、
彼女が癌を克服して、翌年にはまた一緒にウォーキングできるものと思い込んでいた。
思い込みはいつも突然ふっと、それがただの「思い込み」で、失う時間だと知る。
今これを書いているノートパソコンの前で横たわっているしじみ(猫、メス、6歳)も、いずれそこから消える時が来る。
そして、そのうち私自身も消える。
午前中、チャンプの肝臓の薬が切れたので、かかりつけ動物病院に行った。
いつも一ヶ月分いただく。今回の服薬を始めてからもう4ヶ月たつ。
エコー検査での肝臓の状態に異常は見受けられなくなったのだけれど、どうも血液検査の数値がいまいち思わしくない。
で、日に一回の服薬が日に2回と変更となり、とりあえず2週間それで様子をみることとなった。
いたって元気だし、便に異常も見られないのだけれど、ALT(増加:肝細胞の障害・壊死)とALP(増加:肝臓や副腎などが悪い)の値が正常値よりもあまりにも多いので放置しとく訳にもいかない。
動物病院では、必ずといっていいほどかなりの高齢の犬猫さんとその飼い主さんに出会い、待っている間にちょっとした会話をする。
今日は15歳の犬さんの飼い主のシニア女性とお話しした。
犬の15歳と言えば、人間ならば90歳を超えている。
もうものも食べれず、どんどん痩せていってると言う。
それでもふらつきながらまだ自力歩行を室内ではできるそうで、そのせいで昨日目を離しているすきに階段から落ちたそうな。
異常はみ受けられないのだけれど、心配でレントゲンを撮ってもらいに来たのだそうだ。
前回は17歳の犬さんのシニア女性の飼い主さんとお話しをする機会があった。
17歳の犬さんは、もう自力歩行はできないし、目も白内障で全く見えない。ぐったりと寝たきり。
心臓の薬で「なんとか生存はしている」状態。
「そうやってただ生かしておくだけが、この仔にとって幸せなのかどうかわからないけれど、その薬を止めれば心臓は止まってしまうのがわかっていて、薬を止めることは長年共に生きてきて、できない。」とおっしゃってた。
その時22歳の猫さんと飼い主さんも来ていた。
ほとんどの場合、動物病院に来ている猫さんの飼い主さんは他の方とコミュニケーションは取らない。
犬の飼い主さんの方がおしゃべりだ。
犬の散歩で、他の方とコミュニケーションを取る機会は多く、散歩中、同じ犬飼いさんや、「可愛い」と言って下さる見知らぬ方と日々話すことが多いから、犬飼いさんの方が社会性がついていくのかと思う。
両方飼っていると、なんとなくそれぞれの飼い主さんの特性やその理由がなんとなくわかる。
『脳はこんなに悩ましい』(池谷裕二、中村うさぎ)からは、今日はちょっと苦笑いしかできないようなお話しを紹介。
そんなデータまで出すんだ(ノ゜o゜)ノ オオオオォォォォォォ-と、ちょっとアホらしくなるけれど、
韓国の研究者たちが、「男性の指を見ると、アソコの大きさがわかる」というデータを英語で世界に論文発表した。
第2指(人差し指)と第4指(薬指)の長さを比べるのだそう。
「人差し指の長さ➗薬指の長さ」の数値が小さければ小さいほど、つまり、薬指に比べて人差し指が短ければ短いほど、ペニスは大きい・・・のだそうです。
前にも『脳には妙なクセがある』(池谷裕二)の中からちらっとテストステロン(男性の性的特徴に関わる男性ホルモン)のお話しをしたけれど、この数値が高い人は人差し指が短いのです。
これくらいのデータならば問題はないのですが、
そのデータには、「ペニスが長い人は17cm、短い人は7cmくらい。平均値は11〜12cm。」とまであって、
ほとんどの皆さんが知識として、「西洋人はそんなもんじゃない」とはご存知かと思いますが、
このアジア人の秘密が世界中に知れ渡ってしまった、というちょっとお恥ずかしく、苦笑いするしかないお話し。
「短い分硬い」という話しは耳にはしますが、そのどちらがいいのか?体験はないのでなんとも感想は述べられません。
ただただ、世の中の「研究者」たる方々のデータ集めの苦労には頭が下がります。
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