友との別れ

今日は雨。しかし気温は上がり、暖かい春の雨となるらしい。

朝、夫も娘も、「コートが必要か否か」で騒いでいた。

私に聞かれても困る。

私は、すべって転ぶと危ないので、多分今日は1日ひきこもっていることだろうから。


NHK朝ドラ「あさが来た」が先週で終わった。

寂しくはあるけれど、最終回が爽やかなものであったし、

今日から始まった「とと姉ちゃん」もなかなか面白そうなので、

「あさが来た」ロスは私にはない模様。

世間の皆様はいかほどか?


以前はよく世間の意見はいかがなものか、Yahooで見たものだったけれど、

読んでいて腹が立つ意見もあることから、精神衛生上良くないので、他人の意見は読まないようになった。

たかがテレビ番組、されどテレビ番組、

人それぞれ意見はあろうが、私が楽しければ、私の世界ではそれで十分。

政治のように生活に直結する問題でもないので、その程度のスタンスで構わないと私は思う。


愚痴や悪口というのも、個々人の問題に関しては、人それぞれ言いたいことを言っていればいいし、

聞きたくない人は「私そういう話は聞きたくない」でNOをつきつければいい。

ただ、電話や会った時などで、そういった話題を持ち出された時に、

なかなかNOが突き出せない場合もあれば、聞き手の性格もある。

私はここでは言いたいことを書きなぐりながら、リアル世界では言えないタイプ。

特に体を壊してからは、いつ他人様の世話になるやもしれず、

ネットが発達して世話ない時代にはなっても、やはり手伝ってもらわねばならぬ事は多いので、

特に好かれなくていいけれど「嫌われないように生きる」が身についてきている。

そうしていても皆自分の生活で忙しいから結構NOは突きつけられる。

それはそれでしょうがないので「あるきめる」ことで腹が立たないようにするも必要。

この私が言えた義理ではないけれど、いちいち腹をたてていては、やはり精神衛生上好ましくない。

こちらが腹をたてたところで、相手は痛くもかゆくもない。

私自身が痛いのみ。

愚痴は、見たくない人は見なければいい、選択権は読者にあるこのブログに書き棄てたり、

自費で高いけれど、月一回、カウンセリング室の臨床心理士さんに聞いてもらえばいい。

それで少しでも平穏な精神状態で日々過ごせた方がいい。

心の健康と体の健康はつながっているのだから。



昨日昼、友達から電話がかかってきた。

日曜日、普通の家庭だと家族団らんの日の昼に電話をかけてくること自体、ちょっとどうかしている。

それも、自分の愚痴を聞いてもらうため。

「ちょっとどうかしてる」この友達の夫がどうかしているのも当然かと思う。

日本での永久移住権を手にいれた外国人の夫から、会う度に離婚の申し出を受ける彼女、

そのつらさはわかる。

「離婚はしない」でよく頑張ってると思う。

離婚したがってる夫が、生活費をなかなか入れてくれないのはもっともかと思う。

仕事内容からも、多額の慰謝料を払える状態でもないのはゆうに予想できるし、

夫の側としては慰謝料なしの協議離婚に持ち込みたいのも当然かと思う。

短時間のスーパーの裏方パートでは自立できないから生活費が欲しい、だから離婚しない、という彼女の言い分もわかる。

わかるが、もうそこまでいったら、弁護士に相談していただきたい。

私に相談されても困る( ̄▽ ̄;)

「話を聞いてくれるだけでいい」と言うが、その為に私の時間を取られるは、正直迷惑。

せめて親兄姉にしていただきたい。

それが「家族の反対を押し切って結婚したから、『それみたことか』と言われるだけだから。」と、

自分の身内には、夫から離婚をせまられていることは告げていないとのこと。

見栄張ってる場合でもない気がする。


彼女、実家の近くに夫から中古住宅を購入してもらい、今一人暮らし・・・夫とは別居中。

夫がなかなか生活費を入れてくれないことから、できるだけ実家の世話になりたい。

しかし、それにはどうも実家で同居している兄一家の、兄嫁が邪魔となるらしい。

金をたかってやってくる義妹にいい想いを抱かない兄嫁の気持ちもわかる。

当然だろう。

しかし彼女にとっては邪魔な兄嫁の悪口を私に言う。

以前は、私も嫁の立場で苦労していることを言ってあったから、それを配慮して、自分の母親が兄嫁の悪口を言うのを伝えながらも、

私の前では兄嫁の悪口を自分は口にしないようにしていてくれた。

昨年12月に会った時、「金がない」でカラオケ代とランチ代をおごる羽目となり、その上プリクラに連れ回され、

「金がない」筈なのに、好きなブランド店のバッグの福袋を目の前で買われ、

プラス、兄嫁の悪口を散々聞かされた。

私が自分自身自慢できた嫁でないことを自覚してることもあるし、

足腰の都合から、義母が癌で逝く前、介護は出来ず、夫の妹任せだったことに申し訳ないという気持ちも抱えている。

実際ご近所さんには陰口叩かれていたし、

前々から夫の身内からは悪口言われているのも知っている。

彼女の兄嫁さんも子供3人抱えて共働き。

なんか自分と重なって、悪口を面と向かって言われるのは、それが私に対してでなくとも、自分と兄嫁さんが重なってつらい。

でも、夫に離婚をせまられてつらい友の気持ちもわかるから、そこでNOがつきつけられなかった。


「兄嫁さんの悪口だけはやめて欲しい」と言えばいいだけの話だ。

しかし、その場では何も言えず、

結局電話を切った後、重い気持ちを抱えることとなった。


その後、夫と共に近くの公園に満開の桜を見に行った。

折しも桜祭りということで、和太鼓やソーランなどのイベントも開催されていた。

楽しい筈なのに気が重く、

さすがに「もう彼女とは友達ではいられないな。もうよした方がいい。」という結論に達した。


傷ついてる友をこれ以上傷つけたくはないので、言葉を選んでメールした。

要は絶縁状だ。


「友達に嫌な想いをさせて申し訳なかった」と謝罪のメールがすぐ着た。

それっきり、それに対して返信はしなかった。

もうこれで終わりだ・・・メールのやり取りの記録を削除した。


彼女が独身時代からの付き合いだった。

彼女がご主人と恋愛中、彼に夢中になっていて、ランチの度に彼からのプレゼントを見せられたものだった。

今にして思えば(当時から彼女以外は皆気づいていたけれど)、日本での移住権が欲しくて、彼は彼女に近づき、魚を釣るべくプレゼント攻撃していた。

彼は車を所有し、運転しており、よくドライブデートしていたから、まさか彼が不法入国者とは彼女も私たちも知らなかった。

知っていたならば、私も結婚には反対した。

反対したところで、当時の彼女は結婚を選んだとは思う。

それほどに彼女は彼に夢中だった。

その彼は、今や、彼女と離婚し、自分の出身国にできた恋人を日本に連れて来たがっている。

彼の言い分も聞いてみなければ、本当のところはわからない。

彼が離婚したいのも、別に女性を作るに至ったのも、それは勿論彼が悪いのだけれど、

彼には彼なりの言い分もあることだろう。


離婚した夫婦は数多く見てきた。

皆、結婚する時には幸せで、結婚披露宴では笑顔満面だったり、

披露宴をしなかった夫婦も、友達を呼んだ結婚パーティーでは幸せいっぱいの様子だった。

「これから二人で、どんな苦難も乗り越えていく」という決意がその時にはあった。

そんな決意は、年月と共にくたびれ、しおれ、消えていく。

うちは結婚して31年になるけれど、こうやって二人で花見ができて、いたわり合えるようになってよかった。

途中数え切れない程挫折したけれど、踏ん張って、踏みとどまってよかった、とつくづく思うが、

これからも踏ん張らねばならぬことは多々あろう。

狐と狸の騙し合い、闘いも続く。

騙し合えるように、闘い続けられるように、余計なことでエネルギーは消耗すまい。


そうして、彼女と私のページは閉じられた。


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by sizhimi | 2016-04-04 09:37 | Trackback

整形外科疾患多数。軟骨が何故か消える。無くなったり 、骨化したり(後縦靱帯骨化症)。手術歴15回。気分変調症(持続性抑うつ障害)を抱えてます。


by たまごふりかけ