『消された一家ー北九州・連続殺人事件ー』豊田正義著を読んで

2016年(平成28年)11月25日(金)、最低気温3℃、最高気温11℃、

晴れ、お昼過ぎから時々曇り。ところによっては朝まで霧という1日だそう。


ゆうべは読書に夢中になり、読み終えてしまった時、気づくと午前3時近かったので、睡眠時間は約4時間・・・寝不足だぁ〜(;= =)。

しかし、意欲あり。


いや、昨日だって、おとといだって朝から意欲はあった。

その意欲のおかげで、つい動きすぎ、おとといの昼には腰を痛め、

昨日は朝からまだ腰痛が残っていたため、動く必要上痛み止め薬を飲んだところ、眠気とたたかう1日になってしまっただけの話。


今朝は腰痛も治まり、「今日は頑張るぞ!!ヾ(@゚▽゚@)ノ」だったのだけれど、

ふと「これはいけない。一昨日の二の舞になる。」とちょっと休憩でブログ更新中。


竹内真『図書室のキリギリス』はまだ読みかけなのだけれど、

ふと日中刺激的なものもちょっと読みたくなり、豊田正義の『消された一家ー北九州・連続監禁殺人事件ー』を購入。

それを一晩で読んでしまった訳である。


これ、実際にあった事件。

あまりの残虐さに報道規制もかかったので、地味に知られてはいるし、映画やドラマなどでモチーフに使われているけれど、認知度は低い方かと思う。


典型的サイコパス犯罪。

主犯で死刑囚の松永太は天才的サイコパス。

これだけの能力があるならば、それを良いことに利用すればいいかと思うは凡人。

彼らには道徳心も罪悪感もない。

彼は、暴力と巧みな話術で人心を支配し、思いのままに動かす。

そして自分の手は決して汚さず、他人を殺しあわせる・・・それも家族同士を。

遺体の処理は完璧・・・それも自分はプロディースするだけで、手は汚さない。

解体した遺体は、ミンチにされ、鍋で茹でられ、フードプロセッサーで液状にされ、ペットボトルに分けられ、公衆便所などに捨てられる。

そうやって7人の人間がこの世から消えた。

正しい判断力を失った被害者は、まるで自分が殺される順番を待つように、逃げようとはせず、松本太のいいなりになる。

父親を殺されたのち、長年監禁されていた少女が自分の番が回ってきたのを感知して逃亡せずにいたら、

まだまだ被害者は出たであろう。


あまりにグロいのだけれど、DVがどういう仕組みで人を支配していくのか、

そこに著者が焦点を当てながら裁判傍聴記録を書いているので、

心理学的にとても興味深い。


残念は、著者もそれを残念に思っているのだけれど、結局最高裁までいった事案で、死刑が決定(まだ執行されていない)したのだけれど、

主犯、松永太がどういった心持ちの持ち主なのか?その心の闇は何?

どうしたらこういった人間ができあがるのか?

彼の心が全く解明されないまま終わってしまったこと。


こういった人間、いやモンスターが実際にいる。

それが見た目ではわからない。

なんの縁もなかった筈なのに突然現れる。

「いい人」と好感を持って親しくしだしたら、気がついた時にはその支配下から逃れられなくなっている。

ごくごく普通に生活している、ごくごく普通の人たちが、判断力を失い、親を子を、兄弟姉妹を、夫を妻を、保身の為に虐待し、殺し、解体する。

主犯が拘置所で自殺した、あの尼崎連続殺人事件とその根底にあるものは似ている。


万が一、そんなモンスターが我が家に突如現れたら?と想像すると怖かった。

夜中、読み終えた後、そんな恐怖が頭をよぎると同時に、

隣で横たわって安心して寝ているしじみ(猫、メス、7歳)を見る。

しじみの体をなでながら、

いや、何があろうと、お母さんはあなたを守る!」と強く決心すると、眠りに落ちていった私である。

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人間の家族はどうするんだ?( ̄▽ ̄;)


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by sizhimi | 2016-11-25 10:08

頚椎後縦靱帯骨化症、腰椎4、5番は変性すべり症によりチタンボルトで固定手術済み、右脚人工股関節、腰椎椎間板ヘルニア手術済み、腰椎2、3番変性すべり症&両手親指付け根変形性関節症温存療法中とあまりの疾患の多さに自分でも忘れ、あきれている整形外科と縁が切れそうもない50代主婦の徒然日記。


by たまごふりかけS