不安
2013年 11月 14日
いつも不安を抱えている。
夫が4年前の直腸がんが発見されてから・・・手術後今のところ転移も再発の兆しもなく元気に過ごしているけれど・・・2年あまり、再発の不安感から夫はかなりイライラしていた。
そのずっと前、夫に嫁いでから、私は東京出身で、夫は地方出身だったので、いろいろと「しきたり」というか慣例が違って、私はへまな嫁だった。
今NHKの連続テレビ小説「ごちそうさま」でやっているような嫁ぎ先と嫁との確執に10年は泣いた。
馬鹿だ、馬鹿だ、毎日言われた。
いつの間にか「自分なんか」が口癖になり、実家の父が驚いて励ましてくれていた。
実家の父が知ってる私は元気で美しく、賢く自信家だった。
夫の癌治療中は私もストレスの中にいた。
ストレスからか?嫌って食べなかったポテトチップスを毎晩食べる日々が続き、
私は太った。
手術で治った筈の腰も腰痛がひどくなり、長くは歩けなくなった。
「太るから腰に悪いんだ!デブ!デブ!」と夫にののしられた。
その前には「お前はつまらない女だ」とも言われた。
夫の身内とうまくやっていけなかったことから「お前はどうして誰ともうまくやっていけないんだ!?」とどなられた。
そんな言葉の数々など聞き流せばいい。
でも、私の頭には
「私はつまらなく、醜く、誰ともうまくやっていけない人間」という思考がこびりついてしまった。
そんな思考を排除すべく努力はしている。
でも、ふと浮かぶ・・・「私はつまらなく、醜く、誰ともうまくやっていけない人間」
睡眠障害はなく、
日常生活も普通に動けている。
故に、心療内科に通院し、相談し、更年期障害用の漢方薬と頓服薬で抗不安剤を処方されてはいるが、
特にうつ病という訳ではないそうだ。
自分に自信が持てるように・・・担当医は私の話からメインを見つけ、いつも私を誉めてくれる。
ただ、家族が足をひっぱる時があり、治療はスムーズにはいかずにいる。
担当医は姉妹には「夫に期待するな!」と言いだした。
期待するから裏切られた時に傷つく・・・その通りだと思う。
ただ・・・誰にも、何にも「期待」しない生き方などあるのだろうか?
それが見つからずにいまだいる。