茶々の死4・・・笑えれば



夫との冷戦は意外にもさっさと解消した。

一晩明けて、気持ちが落ち着いたところで、夫に私が不服に感じた夫の言動を伝えたところ、

珍しく即座に「それは申し訳なかった。」と謝って来た。

a0152078_10203941.jpg


負けん気の強い夫が私に対して簡単に謝罪したことに驚いた。

夫も歳をとったのか?

さすがに今の私を傷つけてはまずいと思ったのか?

いくら器の小さい私だって、謝ってる人間を責める程には小さくはないので、

逆に励ましたりして、事は丸くおさまった。

a0152078_9482454.jpg


茶々が我が家に来て間もない頃、ネットでフェレット飼い、好き仲間が集まったSNSに入ろうかと検討したことがある。

下見したところ、

愛フェレットを病気で亡くした若い女性の投稿があったのだが、

哀しみにくれている彼女を責める投稿が多く、

要は、彼女がもっと早く愛フェレットの異常に気づかなかったこと&もっと早く病院に連れて行かなかったことを責める内容だった。

a0152078_9501384.jpg


a0152078_9504833.jpg


物心ついた頃から多種多様な動物と暮らす環境下にあった私だが、

動物の体調の異変に早期に気づくのは難しい。

普通の人は、日々の生活の中でそこまで神経質には現実なってはいられない。

明らかに「おかしい」と気づく時には大抵遅かったりすることが多く、

病院に連れて行き、治療をしてもらい、手術までしてもらい、獣医師に「峠は越したから大丈夫ですよ。」と言われ連れ帰り、その後本当に無事だったのは今まだいるチャンプ(犬、チワワ、♂、10歳)くらいなものだ。

a0152078_95522.jpg


フェレットに関しては、すでに獣医師から
「小さいだけに病気になったら助けることはできません。私は5歳以上生きたフェレットは見た事がありません。」
と一番最初に言われていた。

ちゃんとフェレットが診察できる動物病院の医師にもである。

今は知らないが、茶々のかかりつけ医は、当時は県内で2件しかなかった「フェレットを診れる動物病院」。

愛するものを失って哀しみにくれている時に「死なせたのはあんただ!」的に責められてはペットロスによるうつ病への道一直線になることは目に見えている。

遺族に対する配慮が全くない人達の集まりなのか?・・・とそのフェレット仲間のサイトには入らなかった。

フェレット好き&フェレット飼いさんには当時(6年前まで)はそういうエキセントリックな人が多かったように思われ、

私は近づかなかった。

a0152078_9531029.jpg


今、その判断は正しかったと実感している。

今責められたら、私は砕け散る。

頭の隅でつい自分の至らなさを探してしまっている時に「あんたが殺したんだ!」と言われたら、

とどめだろう。

a0152078_9542698.jpg


6歳10ヶ月はフェレットの平均寿命内には確かに入ってはいるけれど、

確かにここのとこ茶々は老化現象を示していたけれど、

「もしかしたら水が悪かったのかな?ちゃんとペットショップで打っている『フェレットの水』を買って与えるべきだったんじゃないかな?」

とか

「健康診断をこまめに受けるべきだったんじゃないかな?」

「あの朝爪切りしたのが悪かったのかな?」とか「元気に見えたから3日前に風呂に入れちゃったけど、それがいけなかったのかな?」

などと頭にひっかかっている。

a0152078_9555433.jpg


いくら考えても茶々は戻っては来ないので、

考える時間がないように、せっせと働き、合間に茶々の遺骨を安置している仏壇にせっせと線香を上げて手を合わせ、

「猫達、犬、めだか達の体調は大丈夫か?」と妙に神経質になる。

a0152078_9562656.jpg


片付けた茶々のゲージのあった場所につい目が行き、茶々の姿を探してしまうから、

その場所に仏壇を移した。

a0152078_957283.jpg


こんなに死に悲しみを感じたのはちょうど9年前の9月に親友が癌で亡くなった時以来だった。

実母が亡くなってもここまで悲しまなかったし、

姑が亡くなっても別に悲しまなかったし、

今まで飼っていたうさぎ、尾なが鳥、犬、猫、亀、ハムスター、金魚、熱帯魚、うずら、インコ、りす・・・物心ついた頃から家族に人間以外がいたからこの半世紀に見送った数は多い・・・もちろん彼、彼女達が死んだ時悲しくはあったけど、その死を受け止めることが出来ていた。

a0152078_9592010.jpg


私も歳とったのか?

歳とれば、自分も死に近い分、もっと冷静に死を受け入れられるものだと思っていた。

そうではないことを知った。

a0152078_1001313.jpg


そして今回、葬式の意味、線香を上げる意味が・・・その本当の意味がなんとなくわかった気がする。

死んだものにはわからないそれらは、

残された者に愛する者の死を受け入れる為に、

愛する者の死で脳に受けた強いストレスを徐々に癒していく為に、

少しずつ、一歩ずつ、愛する者がいない時間を生きて行く為に、

とても必要な時間なのだと。

a0152078_1005787.jpg


茶々の死を書くのは今日で最後にしよう。

a0152078_1013847.jpg


残された他の家族の為に・・・逝った茶々の為に・・・とりあえず「笑えれば」かもしれない。


トラックバックURL : https://shizimi.exblog.jp/tb/20200296
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by sizhimi | 2014-09-16 10:04 | Trackback

整形外科疾患:頚椎後縦靱帯骨化症、腰椎4、5番は変性すべり症によりボルトで固定手術済み、右脚人工股関節、腰椎椎間板ヘルニア手術済み、腰椎2、3番変性すべり症、両手親指付け根変形性関節症、左ひざ半月板損傷により切除&軟骨損傷温存療法中。心臓:不整脈服薬治療中。そんな主婦の徒然日記。


by たまごふりかけ