二つのストレス
2015年 08月 27日
気温も昨日よりは上がる予定だけれど、それでももう30℃には届かない。
今日は娘が奨学金申請に必要な書類をとりに帰ってくる予定。
家族の課税証明書と本人の非課税証明書など。
そして、「生活費が足りない」と泣きつかれ、結局援助する札束数枚を用意してある。
どの子にもそうしたけれど、大学入学時に18年間私がせっせと子供達の名義で貯金したまとまったお金はすでに底を尽きたそうな。
そりゃそうだ。海外旅行を含めて結構旅行に娘は行ってるし、
8月もこずかいもらって早々彼氏の帰省に付いていき、ついでに京都などを観光している。
同じく学生で親のすねかじり中の彼氏もさすがに恋人の分までは出せない・・・それが夫と次男の不満につながってはいる。
だってどちらかというと多分娘と同棲することで彼氏の暮らしは楽になっているくらい、娘は惚れた弱みで貢いじゃってる様子が見えてきたから。
夫も次男も何を言っても聞かない娘のことは腹をたて無視してしまっている。
私も、気が重くなるだけだから普段は連絡はとらないようにしている。
しかし、生活の苦労を訴えられると、「馬鹿な子だ」と思いつつも弱い。
変なとこで金を借りられても困るし、で結局金を工面してしまう。
そのことが次男にばれれば「お母さんが甘やかせ過ぎるからああなった」と責められる。
夫には「なんでそんなにお金が必要なんだ?」と明細を聞かれるが、こちらだって明細なんかわからない。
「いくら必要なの?」でそれ以上は聞かない・・・信じたいのだ、娘を。
どこかで「こないだまでそんな子じゃあなかった」という想いが、愚かとは知りつつも、結局甘やかせてしまう。
女は本当に男で変わってしまう。
ろくでもなにのに惚れてしまったな、と思いはするけれど、大抵「ろくでもない男」の方がどうも娘のような堅実な性格で偏差値が高いお嬢様には魅力的だったりするものだ。
娘の目がさめるのを待つか、「ろくでもない男」が来春から社会人になってまっとうに成長してくれるのを期待するしかあるまいて┐( -“-)┌
ただ、昨日ちょっとLINEメールを交わした内容からは、娘はもう自宅での生活はしないつもりでいて、
ならば自立できるのか?となると、それは難しく、奨学金を取れても食費くらいにしかならず、彼が就職先に引っ越す来春からは一人暮らしするアパートを借り、そこの家賃も払わねばならず、研究が忙しくバイトができなくなるそうで、結局今以上の援助が必要となる。
親が金出してくれるのを見込んでの「自立」って何?とつくづく「アホや」と思う。
わがままが過ぎる。
そしてそんな子に育ててしまった自分がただただ情けなく、次男の「お母さんが悪い」の言葉が響き、気が沈む。
私自身、首の疾患からくる左手の機能障害が急激に進み出し、正直気持ちは動揺している。
涼しくなってきた為か?娘に関するストレスが進行を早めたか?
左手指が曲がりにくくはなってはいたけれど、ここのとこ、気晴らしでサックスを吹いてる途中で、左手薬指がつっぱったまま第二関節が曲がらないという現象に悩まされている。
痛みなどは全くなく、自力で曲げられないだけで、右手で第二関節を折ってみるとちゃんと折れる。
1本の指でもつっぱったままの演奏は他の指の動きにも影響し、何よりその現象に気持ちが動揺して演奏に集中できなくなる。
どの指もいずれそうなる予備軍といった感じの違和感はすでにあり、薬指が「お先に〜」といったところ。
「指の問題であって欲しい」とサックスの師に演奏者にこういう症状は起こることがあるのか?メールで問うた。
しかし「痛みがない」は、指の問題ではなく「首の疾患」からくるものではないか、医者に相談を、で終わった。
医者に相談すれば、もうサックスは演奏できなくなる。ストップはかけられるだろう、いい加減。
どうせ遅かれ早かれ動かなくなることはわかっている。
ただ黙ってそれを待てる程私は強くはない。
保存療法でなんとかこの10年もたせてもらってきた。
できれば確かにこのまま最期までもたせたい。
少なくとも日常生活に支障はない程度で進行は抑えたい。
サックスなんて趣味に過ぎない。やめたってどうってことはない・・・筈なのに、「左腕がただだらんとぶら下がってるだけで使い物にならなくなり、あきらめがつくまで、挑戦し続けたい」という強い想いが吹っ切れない。
体のことでこれ以上「あきらめる」が嫌だったし、抵抗したい。
で、今日はリハビリ科の予約が朝一で入っていたのだけれど、行きたくなくてすっぽかしてしまった。
行った方がいいのは理屈ではわかっていても、
今は自分の体の現実を直視できる強さが保てない。
何故か、今は、私の抱えている現実を目の前につきつける医師や理学療法士より、
「工夫しながらやっていきましょう」と言ってくれる師に会いたいと思うし、その演奏を聴きたいと思う。
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