自分探しの旅人

今日は曇り時々晴れ、最高気温23℃の予報。

爽やかな初夏の気候となりそうで、そんな日の土曜日なんて、主婦にとっては忙しい筈。


いやはや、昨日忙し過ぎて、

「落ち着いたらブログ更新しよう。」と思ったのだけれど、

ようやくひと段落ついた時には日付も変わっていた有様で、

もうそんな気力も体力もなく、諦めて床についた。

朝まで熟睡してたかったんだけど、

そこは老年の悲しさ、夜中にトイレに目覚め、ふらふらと危うい足つきでトイレに行くが、

起き上がった時にふらつき、寝室から出る時に、柱に腕をぶつけるし、ささいな段差で足首はくじくし、

こうやってよく年寄りは夜中に骨折して動けなくなったりして、一人暮らしだと怖いんだな・・・と痛感した。


せっせと動かねばならぬのだけれど、

昨日の疲れが取れていない|( ̄o ̄)|→\( ̄O ̄)/→_(ーoー)_。


自分ではまだまだ若いつもりでいて、

昨今は、銀行へ行っても、ATMに行っても、行員や警察官に「振り込みですか?」と聞かれる。

そして、「最近あやしい電話はないか?」などの尋問を受け、

「振り込め詐欺注意!!」と親切にご指導いただく。

「そんな歳じゃあないヽ(`⌒´メ)ノ」と怒りたいとこだが、

それをすると余計に格好悪いし、プライドが余計に傷つくから、

「ありがとうございますm(_ _)m」と笑顔で応える。

で、その後は「私ってそんなにおばあちゃんぽいのか( ー_ー)旦~」とショックを受けている。

美顔鍼も無駄か┐( -“-)┌

いさぎよく諦めて「おばあちゃん」としての人生を歩むか(>。<;)/⌒-~。



せっかくだから、昨日ちょっと勉強したことを記録しておく。

福岡伸一教授によると、

私たちは細胞の集合体なのだけど、最初は、それぞれの細胞は自分が何になるかは知らない。

で、周りの空気を読んで(周りとの相互作用で)、「あっ、君が脳になるなら、私は心臓になる」というふうに自分の役割を決めていくそうである。

それがバラされると、自分の居場所を見失って死んじゃう、という関係性の中で生きている。

イメージとしては、他人から命令されるんじゃなくて、大体その場の空気で譲り合っている、かなり空気が読めるものたちの集合体、みたいな感じ。

自分の分際をわきまえ、守り、「ここは嫌!」なんて登校拒否したりはしない。

そして、外から見ると、「そこは消化器」みたいにわかるけど、そこにいる細胞自身は、自分が体の中のどこにいるのか、という見取り図は持っていないので知らない。

前後、左右、上下の関係性だけをもってそこにいる。

それが基本なのだけれど、時に、何にもなれなくて、永遠に自分探しをしている奴もいる。

それが癌細胞。

癌細胞の自分探しは、いくら自分の中に問いかけても自分は見つからないのに、それに気づかずに永遠の旅人になってしまう。


そんな癌細胞だって、一度は肝臓の細胞とか何かになっている。

でも、ある時、ふと我を見失って、無個性になって、ただただ増えることだけをやめなくなる。

・・・悲しいかな、癌細胞(T^T)ウック!


そして、ノーベル賞をとった、今大活躍をしようと頑張っているあの有名はES細胞はそれに似ている。

分化の途中で置いてきぼりになって、空気を読み切れずに何者にもなれず、自分探しをしている細胞。

しかし、おなじ自分探しの旅をしている細胞だけど、

このES細胞は、よいタイミングでよい場所に入れてやると、周りとのコミュニケーションをとって、

皮膚になったり、心臓になったりする・・・自分探しはしていても、コミュ障ではないという性質なのだった。


つくづく、癌細胞は自分探しをしている上にコミュ障という厄介な、この人間世界にも結構いそうな奴なのだと思う・・・コミュ障のくせにつるんで族を作るのね∫(TOT)∫ムンク

いるいる、たまにバイクで自分が卒業した中学の周りをブオンブオン鳴らしながら集団でバイクで周っていた奴ら。


でも、ES細胞も、集団の中に入るタイミングが大事・・・転校生みたいだな。

タイミングを誤ると、もうコミュニケーションできず、自分が何になるか分からなくなってしまい、どんどん増えて腫瘍細胞(癌)になっちゃう・・・不良化して、族を作るのね∫(TOT)∫ムンク


細胞も、その細胞の集合体である「ヒト」も、性質は同じだな・・・とつくづく思う。

*中村うさぎ『ババア・ウォーズ 新たなる美貌』より、特別対談「うさぎという生き物」福岡伸一教授×中村うさぎ 参考


誰の中にもいる、この自分探しをしている永遠の旅人癌細胞達が、ブラックエンペラーにならないようにしたいよね。

って、「ブラックエンペラー」の名を知ってるのって、多分50歳以上の人たちだよね。

毒々しい映画まで作られた、当時、日本一の族だったんだよ・・・映画観たσ(^_^;)。

うちの実家の方には「かまいたち」っていう族が頑張ってた。

いや〜、そのほとんどが、今ややっぱり「おじいちゃん」「おばあちゃん」で、孫の子守をしてるよね。

今はすっかり丸くなっちゃってるんだろうな。

私の知人は、なかなかの教育ママになっていて、中卒の両親に、一流大学に進学した娘を持っていたよ。


そんな大昔が懐かしくなって「今みんなどうしてるかな?」なんて考え出した時点で、

歳かぁ〜f(^ー^; ポリポリ


ちなみに、私はヤンキーあがりではありません。

くれぐれもお間違いなく(・_・ -*ミミカキホジホジ


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by sizhimi | 2016-05-14 09:41 | Trackback

整形外科疾患多数。軟骨が何故か消える。無くなったり 、骨化したり(後縦靱帯骨化症)。手術歴15回。気分変調症(持続性抑うつ障害)を抱えてます。


by たまごふりかけ