父の入院1

しばらくブログを休んでいたのは、怠けていた訳ではなく、

実家の父が倒れて大変だったから。


なにしろその「実家」、別に私が生まれ育ったところではなく、

行っても殆ど右も左もわからぬ土地。

というのも、そこは父の故郷で、父も18でその土地を出て、東京に居続けたのだけれど、

定年退職後、母もすでに亡くなり一人だったのもあり、親から相続した土地に家を建てて移住してしまった。

雪国にある、過疎化し、自動販売機一つない部落に行く交通手段は車しかない。


海岸に近いので、子供達が幼い頃は毎年夏に海水浴に行ったものだ。

子供達も海水浴を楽しむ年頃を過ぎ、

父が何かと「国立大学行け!」と昔ながらの持論で孫にプレッシャーをかけるのもあり、

私の首と腰の疾患もあり、ここ10数年は数えるほどしか会いに行っていなかった。

弟のとこも子供達が大きくなると、自分一人で夏休みに一泊二日くらいで顔出ししていたぐらいだった。

あまりに不便な場所の上、父の家には冷暖房の設備が殆ど無く、

夏はあまりに暑く、

冬は雪山の山小屋のような有様で、

今回、私はあまりの寒さに胃痙攣(いけいれん)を起こしそうになり、市販のガスター10を大急ぎで服薬したような有様・・・持ってて良かったガスター10。

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事は1月9日の夜、

もともと父は糖尿病で定期的に専門病院に通院していたのだけれど、

その病院に突然入院することになった、との電話から始まった。

もうクリスマスあたりから具合が悪く、年賀状も書けなかったと言う。

年賀状が来なかったから、私も弟も不思議に思って何度か電話したのだけれど、出ない。

もともと耳が遠く、電話の呼び出し音に気がつかないし、

携帯電話も持っているけれど、気づかないことが多いし、携帯しないことも多い。

「スマホ命」の世代じゃないし、どちらかと言うと「無理やり持たされてる」世代。

心配はしていたけれど、連絡がつかなきゃどうにも動けないとこはあるし、

こちらも年末年始は忙しく、それが済むと確定申告の準備を徐々に始める時期で、やっぱり忙しい。

特に私が関わる医療費控除のシステムが今年度は随分と変わり、新システムに関する情報を勉強するに、

どうも税務関係は「故意にわかりにくくしている」風あり。

「返したくない!」気持ちはわかるけれど、

こちらも「いくらかでも返して欲しい!」

そんな奮闘中の連絡に、大急ぎで新潟市へと片道約4時間かけて行った・・・「大急ぎ」と行っても東京を発ったのは翌10日になってしまったけど。

なんてったって雪国に行くのですから。

いつ帰って来れるのかも情報が得られない状況でしたから。

それも無事到着したはいいけれど、

新潟市も例年の10倍以上の大雪に見舞われ、公共交通網が皆ストップという街にいて遭難する羽目となったのでした。


つづく・・・146.png



by sizhimi | 2018-01-27 08:03 | Trackback

整形外科疾患多数。軟骨が何故か消える。無くなったり 、骨化したり(後縦靱帯骨化症)。手術歴15回。気分変調症(持続性抑うつ障害)を抱えてます。


by たまごふりかけ