体調がすぐれない。
天候のせいか?父の件か?どっちみちストレスによるものだろう。
父は結局再び膀胱から管を通し、尿袋を下げて生活することになったそうな。
その上手術の話が持ち上がったそうな。
肥大しすぎた前立腺の切除らしい。
癌ではないので、長年のかかりつけの糖尿病専門病院から紹介されてかかっていた県立がんセンター泌尿器科から、
今度は済生会病院にまわされたそうな。
耳が遠い上、複数の事柄は理解できなくなっている父が言っていることなので、どこまでが本当かはわからねど、
手術入院は2、3ヶ月になるとのこと。
80歳過ぎた老人がそんな長期間入院すれば、その後寝たきりになるリスクが高い。
現に1月の2週間ほどの入院で、体重が5kg落ちたそうで、すっかり筋肉がなくなってヨタヨタになっていた。
本来ならば、父一人で医師の説明を聞くのではなく、ちゃんと医師の説明を理解できる家族が同行すべきであって、
その家族は私か弟しかない。
弟に会社が休みである筈の土曜日に電話したけれど出ず、
LINEメールで事情を連絡した。
「仕事中なのであとで連絡する」と返答があったけれど、以後音沙汰なし。
直接父に電話したのか?と昨日日曜日再び父に電話したところ、
より耳が遠くなったのか?
より話が理解できなくなったのか?
訳のわからないことを言って機嫌が悪い。
なんかわからないけれど怒っている様子で、まっとうなコミュニケーションが取れないので、さっさと話を切り上げて電話を切った。
情緒不安定になっているのか?
片道4〜5時間かけて、往復の交通費3万円かけて「ちょっと様子をみてくるわ」は現実問題出来ない。
勿論家族にも友人にも止められる。
父が18歳まで過ごした自分の生まれ故郷に戻ったのは60歳の時。
まだ若くて元気だった頃は良かったのだろうし、幼馴染と楽しくやっているようだった。
その幼馴染達も次々と先に逝ったり、もう動きもままならず要介護者になっていたり、施設に入っていたりで、
こればかりは「早い者勝ち」のようで、残された者は寂しくなるばかり。
私や弟にとっては、もっと疎遠な土地で土地勘もないし、自分たちの体もかなり経年変化であちこちガタがきてる。
今にして思えば、父の移住はとても迷惑な話だった。
まぁ今更文句を言ってもしょうがない。
その頃は自分たちも幼い我が子の子育てや目先の生活にいっぱいいっぱいで、
何十年も先の親のことまで頭がまわらず「あっそう。でも大丈夫?」くらいで済ませてしまった。
それも又しょうがない。
でも記憶では、その頃、弟夫婦は買ったばかりのマンションでの同居を父に勧めていた。
その話を蹴ったのは父自身だ。
弟は「もうこれ以上は背負えない」でばっくれたか?
他に何か事情があって余裕がないのかもしれないし、こちらは連絡を待つのみ。
気持ちはわかるので、再度こちらから連絡する気はない。
私も父と距離を置く予定。
いくら心配したところで、自分が苦しむだけで、現実問題何かが出来る訳じゃない。
夫には「俺の親父の介護はどうするんだ!?俺は長男なんだぞ!」と叱られたし
もっともだ。
実父がキリギリスなら、夫の父はアリさんだ。
なんだかんだ言いながら、若く結婚し、貧しい頃何かと援助してくれたのはアリさんだ。
頑固で偏屈なアリさんだけど、やっぱりアリさんは最後は幸せにならなきゃ、なってもらわなきゃ話が「めでたし、めでたし」で終わらない。
キリギリスさんの最後はどうなるんだっけ?