ママ友の世界
2019年 02月 18日
今日は快晴、暖かい・・・とは言っても、窓から眺める外の話。
別に具合が悪い訳ではあらねど、
顔は洗い、基礎化粧品で肌を整え、日焼け止めクリームは塗ったけれど、
メイクはせず、室内着のまま。
「きっと今日は外に出ないだろう。」と。
最低限の家事と読書とこたつでゴロゴロをマイペースに繰り返す。
テレビの音は何故か煩わしく、バルコニーにぶらさがっている風鈴の音に耳を傾ける。
我が家は窓を閉めてしまうと外の音がいっさい室内には入らないので、窓を少し開けた。
外が寒いと、そこから冷気が入ってきて、いつもなら寒くて我慢できない。
今日は冷気が入ってこない故「暖かい」と判断。
思えばまだ(?)57歳。
ひどく老人っぽい暮らしぶりだな、と思わぬことはない。
しかし、40代半ばで脊髄間狭窄症やら変形性関節症やら発症し、痛みと戦い、手術を何度も繰り返しているうちに、
闘えばより辛い、と知る。
精神衛生上、辛くない方がいい。
辛いと、自分が惨めに思えたり、イライラしたり、悲しかったりと負の感情に支配されて「痛い」がよりいっそう痛くなる。
「他人様よりちょっと早く引退したのだ。」と思えば、猫達と穏やかな気持ちで日々を過ごせる。
こうやって過ごせるのも夫のおかげで、感謝しきりである。
うんともすんとも言ってこない我が子達に、時に腹の立つこともあれど、
自分が自分の親にしてきたことを思えば、責められもしない。
自分のした事は必ず自分に返ってくるだけ・・・ブーメランの如く。
手術日に体調を崩していては危ないので、今は人混みを避ける。
インフルエンザは下火になったのだろうか?
ニュースは、水泳選手の白血病の話で持ちきり。
病床にいる彼女の気持ちとご家族の気持ちを思うと、そっとしてやるのも「優しさ」かと思うが、
「優しさ」の解釈も人それぞれなので、おばさんが口出すことでもないのだろう。
そこへきて、我が国の安倍首相がアメリカ大統領のトランプ氏をノーベル平和賞に推薦したそうな。
あの人はあちこちに喧嘩の種を蒔いているようにしか見えないけれど、何か平和に貢献したのだろうか?
それとも単純に安倍首相がトランプ氏に媚びを売ってる?お付き合い?・・・ならば日本人として恥ずかしいことこの上ない。
トランプ氏の大統領任期が終わった後は、どうなるのだろう?
政府が押し出す政策が、目先の利益しか追っていないような気がする。
まぁ、政治と宗教の話はしない方が無難・・・というより、それほどそれらに対する知識もない。
そういうことは「評論家」「ジャーナリスト」という肩書きをつけてる人たちに勝手に語らせとけばいい。
ただ、机上の理論と現実世界は、ネット世界とリアル世界と同じであることを認識して、耳を傾けよう。
孫達は元気なのだろうか?
嫁に気を使い、電話などもってのほか、LINEするも控え気味。
いつの世も、姑は嫁にとっては目の上のたんこぶ。
子供達が幼い頃、まだ若かったママ友同士、舅姑の愚痴はよく話題になったものだ。
おそらく共通の敵を持つ事で繋がり合うといったところで、それぞれの舅姑は別人でも、
「舅姑」というカテゴリーひとつが共通の敵として存在していたのだろう。
今思い返すと、反省することしきりである。
その後、子供達が成長するにしたがって、共通の話題は子供達の成績問題となり、
子供の成績が良い親は排除された。
そこにあるのは「妬み(ねたみ)」以外の何物でもない。
何か障害を抱えている子供を持ったママは、優しくしてもらえる。
皆、見下せる相手がいるのが嬉しいからだ。
自分より下がいることに安心感を得る。
ただ「乱暴な子」はダメだが、それはそれで「乱暴な子」の親同士でつながり、強気になる。
極め付けは、高校卒業後の進路。
就職組と進学組、一流大学に進学できた子と3流私立になんとか入れた子、そこで親同士の付き合いも突如として疎遠になる。
3歳違い、4歳違いの3人の子を持つと、長くママ友の世界にいることになり、
そりゃ、みんなでお茶したり、たまには夫に子供を預けてお酒を飲みに行ったりした楽しかった思い出もあるけれど、
醜い世界も随分と見てしまった。
結局今も交際が続いてるママ友は1人もいない。
おそらく殆どがそうだろう。
母親って一体なんだろう?
「○○ちゃんのママ」でしかなかった世界には、本名も自分すらもなくなって、
しかし我が子の為に、我が子が安泰に幼稚園、保育園、学校生活を送れるように、
「○○ちゃんのママ」を必死に演じる。
そして演じ終わった後にしばし「空の巣症候群」。
空の巣症候群から抜け出しても、
そこにあるものは?
by sizhimi
| 2019-02-18 15:02
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